ビール酵母の効果

ビール酵母の成分と効果

ビール酵母とはどんなもの?

ビール酵母写真

ビール酵母とは、ビールを発酵する際に使用される酵母のことです。

ビールは一般的に発酵した後に濾過され、ビール酵母は取り除かれるのですが、この発酵直後のビール酵母には非常に豊富な栄養分が含まれていることがわかっています。
そのため、サプリや栄養補助食品としても多く利用されています。。
一時期ビール酵母ダイエットなんてのも話題になりましたね。

 

ビール酵母の成分と効果について

豊富に含まれる栄養素

ビール酵母には、必須アミノ酸を含むタンパク質や食物繊維、ビタミンB郡、10種以上のミネラル等の豊富な栄養分が含まれており、栄養の宝庫とも言われています。
その効果も注目されており、疲労回復や免疫の向上、新陳代謝の促進、整腸作用等の効果があります。

 

タンパク質

例えば体の形成に重要なタンパク質ですが、このタンパク質がビール酵母の半分程度を占めています。
このタンパク質の元であるアミノ酸を多く含んでおり、特に人間の体内では生成出来ない必須アミノ酸を9種類含んでいます。
それ以外のアミノ酸も含めると18種類ほどにもなり、人間が必要とされる20種類のアミノ酸の殆どを補給出来ることになります。
アミノ酸の効果は、新陳代謝の向上、疲労回復、筋肉等の形成が挙げられます。

 

食物繊維

食物繊維は、ビール酵母の約3割程度を占める成分で、整腸作用があり便秘解消効果もあります。
また、この食物繊維を摂ることにより食べ物の消化吸収を穏やかにする効果があるため、急激な血糖値の上昇を抑えて血圧を安定化する働きも持っています。タンパク質と同じく、人間には重要な栄養素です。

 

ビタミンB群、ミネラル類、その他

ビタミンB群は、食物のエネルギー変換や代謝の補助となる成分で、特にビタミンB6なんかは女性ホルモンであるエストロゲンの代謝を補助する役割があると言われています。
また、ちょっとマイナーな成分はありますが、きのこに含まれるグルカン(正確にはβ-Dグルカン)を含んでいます。
グルカンは免疫細胞の活性化、ガン腫瘍の抑制効果や予防効果があるとされています。

 

バストアップサプリの成分としてのビール酵母の効果

タンパク質はバストの形成に重要な成分ですが、このタンパク質を多く含んでいます。
また、タンパク質を形成するのはアミノ酸ですが、このアミノ酸は脳下垂体に優しく働きかけて女性ホルモンを作る助けをしてくれると言われています。
また、そもそもアミノ酸は新陳代謝の促進により血行も良くするためバストへの栄養補給やその他の美容、健康にも良い成分です。
ビタミンB6は上述のとおり、エストロゲンの代謝を補助する働きがあります。
以上のことから、ビール酵母は即効性があるかどうかは別として、バストアップに対しても有効な成分を含んでいると言えるでしょう。

 

ビール酵母の副作用について

基本的に適量であれば副作用の心配は殆どありません。
稀に軽い頭痛や腹痛がおこる場合もありますがいずれも軽い症状で服用を止めれば回復します。
それよりも豊富な栄養分を含むため好影響の方が多いと言えるんじゃないでしょうか。
ただし、注意点ですが、ビール酵母に含まれる核酸の影響により、痛風を煩っている場合は症状が悪化する可能性があるので注意しましょう。
(体内で尿酸が形成されるため悪影響を与えます。)

 

ビール酵母についてのちょっと小話

じゃぁ、ビールを飲めば良いの?

ビール酵母っていうからビールを飲めば同じような効果があると思ってしまいますが、基本的にはビールを発酵した後に濾過してしまうので、ビール酵母は取り除かれてしまいます。
なので、通常のビールにはビール酵母が含まれていないんですが、最近ではビール酵母を含むビールも売られていますので、ビール好きの人はこういったものを選ぶのもちょっとした健康への気遣いになるかもしれないですね。

 

ビール酵母ってダイエットにも効果があるの?

一時、ビール酵母ダイエットなんてのが流行りましたが、実際効果はどうなんでしょうか?
育乳ママはビール酵母ダイエットなんてしたことがないので実際の効果はよくわからないんですが、直接的なカロリー抑制効果ってのはないみたいですね。
ただ、ビール酵母には整腸作用や新陳代謝促進効果があったり、ある程度空腹感を紛らす効果があると言われていますのでそういった面でダイエットにも良い側面もあるのでしょうね。

 

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